イケメン男性

仲代達矢の現在は?若い頃からの容姿の変化を画像で振り返り

演劇・映画・テレビドラマで活動を続け、映画全盛期から斜陽時代以降までの映画界を支えてきたベテラン俳優の仲代達矢さん。

役柄によって全く異なる顔を見せるその演技力が高く評価されていますね。

今回は、そんな仲代達矢さんの若い頃が”イケメンすぎる”ということで、デビューから現在までの容姿を代表作品とともに振り返っていきたいと思います!

仲代達矢の現在は?

日本を代表する役者の一人、仲代達矢さん。

今年で芸歴72周年目を迎え、91歳にして今なお現役でさまざまな作品に出演しています!

そんな仲代達矢さんが現在も役者を続けられているのには、ある思いが関係していました。

90歳で現役の役者を続ける原動力とは何か、と聞かれたから、「もっとうまくなりたい」という思いがあることでしょうか。

ひとつの舞台、ひとつの作品を終えると、「あそこはもっとこうすればよかったな」と思うことが、今でもしょっちゅうあります。

「次はもっとこうしよう」と思うから、いまだに続けられているのかもしれません。

引用元:ADACHI CITY

何十年経っても現状に満足せず、試行錯誤しながら続けていたようですね。

これまで積み上げてきたキャリアを考えるともっと欲張りになっていい気もしますが、謙虚な姿勢があるからこそ、仲代達矢さんを起用したい、という監督が多いのでしょう。

そして何より、仲代達矢さん自身が「もっとうまくなりたい」と思い続けているからこそ、こうして素敵な作品を作り上げ、終わりのない役者人生を続けられているのです。

考え方が本当に素敵ですよね。

91歳だからこそ演じられる役もあると思いますし、これからに期待が高まりますね!!

仲代達矢の若い頃がイケメンすぎ

仲代達矢さんのデビューからの活躍を、代表作と当時の写真で振り返っていきます。

1956年24歳:映画『火の鳥』で本格デビュー!

養成所時代、セリフなしのエキストラを務めながらも役者修業に励んでいた仲代達矢さん。

当時はほとんど仕事がなく、バーで働いても困窮する生活は変わらなかったといいます。

1955年には養成所を卒業し、準劇団員扱いで俳優座に入団しました。

同年9月公演の舞台『幽霊』ではオスワル役に抜擢され、この舞台を見た月丘夢路が映画監督の井上梅次に進言したことで井上から依頼が舞い込み

映画『火の鳥』で月丘の相手役という大役を務め、本格デビューを果たしました!

当時24歳とのことですが、とっても大人びていますよね。

パッチリとした目とスッと通った鼻筋で全体的に整っており、本当にイケメンです!

仲代達矢さんはこの頃から名前が世に知れ渡り、徐々に仕事が増えていきました。

1959年27歳:映画『人間の條件』

当時、映画会社大手5社から専属俳優にと望まれたが、舞台へのこだわりなどから結局どの会社とも専属契約を締結せずフリーランスの道を歩み続けた仲代達矢さん。

この背景もあって、五社協定に縛られることなく映画出演の機会に恵まれました。

1959年〜1961年にかけて公開された総上映時間が約10時間にも及ぶ映画『人間の條件』では、主人公・梶役に抜擢されています!

この作品で仲代達矢さんは監督・小林正樹も感服する演技を見せ、「まさに天才」とまで言わせ、本作以降はさまざまな名監督たちと組んで活動することになったのでした。

写真の表情からも、役に入り込んでいるのが伝わってきますね。

1962年30歳:映画『切腹』

1962年30歳の時には、武家社会の非人間性、権力者の体面を取りつくろう偽善を“切腹”という形で鮮烈に描いた映画『切腹』にて主演「津雲半四郎」役を務めました。

仲代達矢さんはこの作品で「第36回キネマ旬報賞男優賞」「第13回ブルーリボン賞男優主演賞」を受賞しています。

30代の仲代達矢さんはより色気が増し、迫力もありますね!

1972年40歳:大河ドラマ『新・平家物語』

1972年40歳の時には、平家一門の栄華とその滅亡を描く大河ドラマ『新・平家物語』で平清盛を演じ、清盛が出家する後半で実際に剃髪する場面が話題となりました。

仲代達矢さんは本当に時代劇が似合いますよね♩

40代にしてもなお爽やかさが残っており、老いを全く感じさせません。

ちなみに、その後の大河ドラマの出演では1996年の『秀吉』で千利休を、2007年の『風林火山』では武田信虎というドラマ前半の重要な役を演じています。

1987年55歳:映画『ハチ公物語』

1987年55歳の時には、忠犬ハチ公の生涯を実話に基づき創作を加えて描いた映画『ハチ公物語』にて、主役「上野秀次郎」役を務めました。

これまでのヤクザ役や侍役もいいですが、レトロな時代背景の中で繰り広げられる人情味溢れる役も仲代達矢さんに合っていますね♩

1995年63歳:ドラマ『大地の子』

1995年63歳の時には、中国残留孤児となった陸一心の波乱万丈の半生を描いたドラマ『大地の子』にて、「松本耕次」役を務めました。

還暦すぎとは思えぬほど若々しく、昔の面影が残っていますね!

ちなみに、この作品での主演は上川隆也さんなのですが、オープニングタイトルでは仲代達矢さんがトップクレジットとなっています。

流石ですよね!!

2010年78歳:映画『春との旅』

2010年78歳の時には久々の主演映画『春との旅』が公開され、

「日本映画批評家大賞 ダイヤモンド大賞 荻昌弘賞」とイタリアの「Asian Film Festival Reggio Emilia 最優秀主演男優賞」を受賞しました。

ダンディでかっこいいですよね♩

本作は生活に困り、疎遠となっていた親類を頼って旅に出た老漁師と孫娘が、行く先々で直面する厳しい現実とそれぞれの人生模様を描いた作品となっています。

作品によって別人かと錯覚してしまうほど、一気に雰囲気が変わりますね。

2020年88歳:ドラマ『帰郷』

最後にご紹介するのは、2020年1月17日に公開された藤沢周平の小説を原作とする、仲代達矢主演、杉田成道監督による股旅時代劇映画『帰郷』です。

本作は、かつて親分の罪を被り故郷を捨て、流浪の旅の末に故郷に戻ってきた老生の渡世人「宇之吉」の姿を映し出した作品で、仲代達矢さんはインタビューにおいて

「もしかしたらこの映画が(自分の)最後の作品になるかもしれない」

との発言を残しています。

役のせいか苦労人に見えますが、そう思わせてしまうほど役に入り込んでいる88歳の仲代達矢さんが本当に凄いですよね。