名バイプレイヤー俳優として活躍していた大杉漣さん。
名俳優だったことで知られていますが、2018年2月に病気で亡くなられました。
まだまだ活動できる年齢だっただけに、世間では悲しみ包まれていましたね。
俳優だけではなく、バラエティなどにも出演し、また俳優とは違ったキャラクターを発揮し、愛されていた大杉漣さんは若い頃とてもイケメンだったと話題になっています。
そこで今回は、大杉漣さんの若い頃の画像と死因について紹介していきます。
大杉漣の若い頃がイケメンすぎ!

大杉漣さんは学生時代サッカー選手として活躍しており、その後はフォークミュージックにはまり、音楽の道へ。
そして、明治大学に進学したものの中退しています。
そんな大杉漣さんの芸能界デビューのきっかけは、1973年22歳の時に太田の劇団員募集広告に応募し、研修生となったことでした。
その後、舞台『門』で俳優デビューを果たしています。
そこでまずは、若い頃の大杉漣さんについてどれだけイケメンだったのか見ていきましょう!
映画『ソナチネ』:1993年42歳

長居下積み時代を経て、大杉漣さんの名を世間に轟かせた作品に出合った大杉連さん。
その作品とは北野武監督による『ソナチネ』です。

目力があってめちゃくちゃイケメンですね!
オーディションから役を勝ち取らなければいけなかったのですが、大杉漣さんは当日大遅刻してしまいます。
合格は難しいと思われていましたが、何と合格!
しかし、与えられた役柄は単なるやくざ事務所の電話番でした。
しかも、台本にセリフのない端役だったため、監督から全部アドリブでと支持を受けます。
そして、その時の演技を見た監督は、『うめえな、この人』と感心し、脚本を書き換えて役を大きくしたところ、それが大当たりし、大杉漣さんの転機となったのです。
これを機会に映画界において演技派の1人として知名度を上げていきます。
映画『HANA-BI』:1998年47歳

47歳の頃に出演したのが、またまた北野武監督の作品『HANA-BI』。
立て続けに北野武監督作品に出演するとは、相当評価が高かったのでしょうね!
この作品で、下半身不随の元刑事役という難役を演じた大杉漣さん。

ソナチネに出演した頃より、かなり貫禄が出てさらにシブいイケメンになった気がしますね!
映画としては『ベネチア国際映画祭』でグランプリにあたる金獅子賞を受賞し、大杉漣さんもブルーリボン賞をはじめとする国内各映画賞の助演男優賞を多数受賞。
この作品出演がきっかけで、ドラマや映画のオファーが増加し、広く世間に認知されていくようになりました。
ドラマ『僕の生きる道』:2003年52歳

52歳の頃には草彅剛さん主演のドラマ『僕の生きる道』に出演。
末期がんになった主人公の生物学教師が『残りの人生を悔いなく生きる』姿を描いた作品。
大杉漣さんはこれまで強面役が多かったイメージを払拭する主人公の妻の父親役を演じることに。

当時52歳ということですが、顔のパーツがもともとはっきりしていたので、ダンディでかっこいいですよね!
このドラマ出演をきっかけに、父親役や柔らかく優しい雰囲気を持つ役柄が一気に増えた感じがします。
その後も草彅剛さん主人公のドラマに出ることが多く、大杉漣さんは、
と明かしていました。
ドラマ『マイ☆ボスマイ☆ヒーロー』:2006年55歳

55歳の頃に出演したのが韓国ドラマのリメイクで、長瀬智也さんが主役を演じた『マイ☆ボスマイ☆ヒーロー』。
ヤクザを父親に持つ主人公が組長になるために、必死で高校卒業を目指し、青春の楽しさを知っていく学園ドラマ。
大杉漣さんは主人公の舎弟役を演じました。

オールバックがとてもお似合いでかっこいい!
年の離れた主人公を『若』と呼ぶなど、コメディタッチな部分がとても印象的で面白かったですよね!
ドラマ『緊急取調室』:2014年63歳

そして、63歳の頃には超人気シリーズドラマに出演。
そのドラマとは天海祐希さん主演の『緊急取調室』通称『キントリ』です。
2014年にシーズン1が放送されて以降、2015年にはドラマスペシャル。2017年にはシーズン2、2019年にはシーズン3、2021年にはシーズン4、そして、2022年には新春スペシャルとどれだけ人気作なのかわかりますね!
そんなキントリメンバーの1人となった大杉漣さん。
少年課出身の警部で、穏やかで物腰も柔らかいことから『仏の善さん』という愛称で親しまれました。

チームの一員となった大杉漣さんはシーズン1、シーズン2に出演していたのですが、2018年に亡くなられたことからシーズン3での設定は『退職』という形に。
寂しいですが、とても強い印象を残してくれた役柄でした。
映画『アウトレイジ最終章』:2017年66歳

そして、亡くなる1年前に公開されたのが北野武監督作品映画の『アウトレイジ最終章』です。
2010年にも公開されているのですが、2017年『アウトレイジ最終章』の新キャストとして出演することになった大杉漣さん。
結果的に、この作品が大杉漣さんの遺作になったのではないかと思われます。
この作品で、叩きあげのヤクザではなく、元証券会社の会社員で定年退職後に原色に就いた堅気出身の野村役を演じています。

バイオレンス作品なので、笑っている大杉漣さんはあまり見られませんでしたが、昔のようなとげとげしさはすっかりなくなり、普通にかっこいいおじさんという印象ですよね!
2018年にはビートたけしさんが審査委員長を務める『第27回東京スポーツ映画大賞』の授賞式が行われたのですが、この授賞式で『アウトレイジ最終章』は、作品、監督、主演男優、助演男優、新人賞の5部門を制覇。
助演男優賞は既にこの時亡くなっていた大杉漣さんに贈られました。
きっと、大杉漣さんも最後に素敵な作品に出演できて嬉しかったでしょうね。
大杉漣の死因は急性心不全

たくさんの作品に出演し、今もなお亡くなったことが信じられないくらいの存在感を残した大杉漣さん。
そんな大杉漣さんの突然の死去報道が入ったのは2018年でした。
享年66歳。
早すぎる死ですし、本人もまだまだこれからと思っていた時期でもあり、この訃報を聞いた日本中のファンは悲しみに包まれました。
突然死だったということなのですが、死因を探ってみると急性心不全だったとのこと。
関係者によると、亡くなる数時間前までドラマ『バイプレイヤーズ』の撮影に参加。

共演者らと会食をした後にホテルに自室に戻った大杉漣さんが、その後出演者のグループラインで腹痛を訴えたそうです。
異変に気付いた共演者で俳優の松重豊さんがタクシーで千葉県内の病院に連れていったのですが、容体は好転せず、4時間後共演者と妻に看取られながら、静かに息を引き取ったとのこと。
急性心不全は現時点で明らかにわかる前触れの症状などがわかりにくく、そのため突然死を招いてしまうとのこと。
その原因についてもわかっていません。
日本における名俳優という地位を築いた大杉漣さん。
生きていれば現在でも俳優として活動されていたことでしょう。
本当に残念無念としか言いようがないですが、一番悔しいのは志半ばでこの世を去ることになった本人かもしれませんね。
まとめ

今回は、大杉漣さんの若い頃からのイケメン画像と死因について紹介してきました。
遅咲き俳優だった大杉漣さんですが、知名度がアップしてからは常にテレビで姿を見るくらいの大人気俳優に。
さらには、その人柄で俳優活動だけではなくバラエティにも出演し、お茶の間の笑いを誘ってくれました。
どんな時でも笑顔で、ダンディでかっこよい俳優さんでしたね。